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【古都奈良の文化財】日本の建築黄金期に造られた重要文化財の見どころまとめ

【古都奈良の文化財】日本の建築黄金期に造られた重要文化財の見どころまとめ

【古都奈良の文化財】日本の建築黄金期に造られた重要文化財の見どころまとめ

日本人の心の故郷ともいえる、古都奈良。その文化財の多さと豊かな自然から、歴史散策の好きな方なら何度も訪れたくなる場所です。

数多くの国宝があるだけでなく、ユネスコにより世界遺産としての認定も受け、現在に至るまで、世界中からの数多くの観光客を惹きつけている奈良。歴史の授業で習ったり、修学旅行で訪れたりと、近くに住んでいなくても、日本人ならば多かれ少なかれ奈良のことは知っているでしょう。

こちらでは、そんな古都奈良へ旅行に行くならば是非知っておきたい、奈良の文化財に関する情報を詳しくご紹介します。

 

世界遺産の宝庫古都奈良の文化財と世界遺産

薬師寺

世界遺産登録年:1998年

登録基準

(ⅱ)建築や技術、記念碑、都市計画、景観設計の発展において、ある期間または世界の文化圏内での重要な価値観の交流を示すもの

(ⅲ)現存するか消滅しているかにかかわらず、ある文化的伝統又は文明の存在を伝承する物証として無二の存在(少なくとも希有な存在)である。

(ⅳ)人類の歴史上において代表的な段階を示す、建築様式、建築技術または科学技術の総合体、もしくは景観の顕著な見本

(ⅵ)顕著な普遍的価値を有する出来事(行事)、生きた伝統、思想、信仰、芸術的作品、あるいは文学的作品と直接または実質的関連がある(この基準は他の基準とあわせて用いられることが望ましい)

 

遺産概要

奈良には数多くの文化財があり、国と県と市の指定文化財を合わせると、その数はなんと1000件を超えます。昔から伝わる建造物や美術工芸品は古都奈良の雰囲気を現在にまで伝えています。

2019年現在、奈良県内には3つの世界遺産登録エリアがあります。1993年に登録された「法隆寺地域の仏教建造物」、1998年に登録された「古都奈良の文化財」、そして2004年に新たに登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」の3ヵ所が、貴重な奈良の文化遺産としてユネスコによって世界遺産リストに登録されています。

世界最古の木造建築物である法隆寺、世界最大級の木造建築の東大寺を含む古都奈良の文化財はよく知られている奈良の文化財です。しかし、3つ目の紀伊山地の霊場と参詣道に関しては、他の2か所と比べてあまり知られていないかもしれません。詳しくは、次項にてご説明します。

いずれにせよ世界遺産の指定は、奈良県の豊富な文化財のごく一部であるのです。

 

奈良市内の古都奈良の文化財と世界遺産登録エリア

唐招提寺

奈良の世界遺産の登録状況の特徴は、各施設がそれぞれに世界遺産として登録されているのではなく、8つの資産が、ひとつの文化遺産として登録されていることです。「古都奈良の文化財」として世界遺産リストに登録された奈良の施設・史跡・天然記念物は次の通りです。

 

東大寺

興福寺

春日大社

元興寺

薬師寺

唐招提寺

平城旧跡

春日山原始林

 

上記の6つの寺社と、平城旧跡と春日山原始林を含めた広域にわたるエリア全体が「古都奈良の文化財」として世界遺産に登録されているのです。当時の宮殿遺跡と都の計画都市の姿を伝える木造建築群は、東アジア地域でも非常に貴重な例です

いずれも奈良を観光で訪れる際には、定番の奈良公園地域を含む、広域にわたる奈良市の3つのゾーンが、奈良の世界遺産「古都奈良の文化財」の特徴です。

古都奈良の文化財と世界遺産の楽しみ方

春日大社
春日大社2

春日大社の奥に広がる春日山原始林は、特別な許可がない限り入山できませんが、春日山大社の裏手より続く「ささやきの小道」を歩けば、街の喧騒から離れてしばし修行僧のような心穏やかな時を過ごすことができます。

奈良公園ゾーンの東大寺、春日大社、興福寺から少しはずれた「奈良町」にある元興寺。明日香より移転された元興寺のあるこの奈良町は、タイムスリップしたかのように古き良き奈良を堪能することができます。

有名な奈良を愛した写真家、入江泰吉の写真の構図にもなった、遠くに若草山と興福寺の五重塔を望む薬師寺と唐招提寺へは、近鉄電車、または奈良交通バスでの移動が便利です。

時間があれば、広大な平城旧跡へも足を延ばしてみましょう。近鉄電車に乗れば、その平城旧跡の中を電車の車窓から眺めることもできるので、時間がない方でも移動中に手軽に楽しむことができます。

 

古都奈良の奈良市内の散策を満喫するなら、定番コースの東大寺や春日大社だけでなく、ちょっと足を延ばして、あなただけの楽しみ方をしてみてはいかがでしょう。

 

法隆寺地域の文化財と世界遺産登録エリア

古都奈良では、その他にも様々な文化財があり、法隆寺とその周辺地域にも見どころはあります。

奈良県生駒郡斑鳩町にある世界最古の木造建築である法隆寺は、中国の北魏時代や唐の時代の建築様式をはじめ、ギリシャのパルテノン神殿などで見られるエンタシスの技法を取り入れた貴重な文化遺産です。

近くにある法起寺も含めたこのエリアは、日本最初の仏教寺院群であり、日本の仏教文化の始まりの地でもあります。

法隆寺方面へは、JR奈良駅から関西本線の法隆寺駅、または奈良交通バスの「奈良・西ノ京・斑鳩回遊ライン」が便利です。

 

奈良南部から和歌山へ向かう紀伊山地の霊場と参詣道

紀伊山地の霊場と参詣道

他の2か所の世界遺産と比べて、異色なのは、こちらの紀伊山地の霊場と参詣道です。紀伊山地の霊場は、奈良・三重・和歌山の3県にまたがる紀伊山地にあり、吉野・大峰、熊野、高野山をつなぐ参詣道が広がります。他の奈良県内の観光地とは違い、修行の道であったこれらの参詣道を歩くことは、奈良の豊富な文化遺産の違う側面を知ることができます。

気軽に行ける場所ではありませんが、近年ではフランスなど海外からの参詣者も増えている人気の場所です。

 

まとめ

盧舎那仏

奈良の歴史を知ることは、日本文化のルーツを知ることでもあります。世界の文化財であるという証明のユネスコの世界遺産指定は、日本だけではなく世界が守っていくべきものであるということなのです。

奈良に行く予定のある方は、是非、予定に世界遺産が入っているかチェックして、貴重な文化財を見逃さないようにしましょう。

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