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【「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群】海の正倉院とも呼ばれる祭祀場に関する情報まとめ

【「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群】海の正倉院とも呼ばれる祭祀場に関する情報まとめ

【「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群】海の正倉院とも呼ばれる祭祀場に関する情報まとめ

2017年、日本で21番目となる世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺跡群が登録されました。この世界遺産は3つの要素「沖ノ島」「宗像大社」「古墳群」からなり、8資産から構成されています。

世界でも珍しい入島禁止の世界遺産とあって、世界中から注目されています。

この記事では、世界遺産に選定されたポイントと、沖ノ島を巡る注意点をお伝え。沖ノ島は大変神聖な場所なので、くれぐれも注意してください。

「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群が世界遺産になったポイント

宗像大社

世界遺産登録年:2017年

登録基準

(ⅱ)建築や技術、記念碑、都市計画、景観設計の発展において、ある期間または世界の文化圏内での重要な価値観の交流を示すもの

(ⅲ)現存するか消滅しているかにかかわらず、ある文化的伝統又は文明の存在を伝承する物証として無二の存在(少なくとも希有な存在)である

 

遺産概要

世界遺産の一部である沖ノ島は「海の正倉院」とも呼ばれており、古代遺跡が当時のまま発掘されている珍しい場所です。
福岡にある宗像大社(辺津宮)と大島、沖ノ島からなる関連遺跡群は、どのような理由が世界遺産の要になったのでしょうか?

建築、科学技術などの発展に重要な影響を与えた、ある期間にわたる価値観の交流またはある文化県内での価値観の交流を示すもの

4世紀から9世紀の間にかけて、沖ノ島は東アジアとの重要な交流を行っていました。それは出土品からもよく分かります。

この交流が日本の文化にも大きく貢献し、日本と諸外国を結ぶ交流の起点ともなりました。価値ある豊富な出土品、そして当時の交流が垣間見れることが、世界遺産の登録ポイントになりました。

ある文化的伝統又は文明の存在を伝承する物証として無二の存在である

沖ノ島は古代から女人禁制、そして男性も限られた日しか入島できない島。この文化は古代から現代までずっと受け継がれています。また遺跡もほぼ手つかず状態なため、当時のままの状態の出土品が数多く見つかっている場所。

沖津宮、中津宮、辺津宮に祀られているといわれる宗像三大神の崇拝も、現在まで継承されている点が評価されました。

 

1000年以上引き継がれる「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群のしきたり

宗像大社

遺跡群の一つである沖ノ島は、神の島と呼ばれており島全体が神聖な場所とされています。そのため、いくつかの禁止事項が設けられています。

このしきたりは、古代から変わらず1000年以上も引き継がれているもの。世界遺産に登録されて、あらたに加わった禁止事項もありますので、十分注意してください。

沖ノ島は女人禁制!古代から代々続いている

沖ノ島は女人禁制の島とされています。このように女人禁制とされていた場所は、国内にいくつかありますが、解除されているものがほとんど。そのなかでも沖ノ島は伝統を守り続けています。

神が宿る神聖な島ということが大きな理由ですが、ここには田心姫神という女神が祀られています。この女神が、女性が来ると嫉妬するという説も。

世界遺産に登録されてからは、一般男性も入島禁止に!

毎年5月27日の「沖津宮大祭」のときは、一般男性も唯一入島が許された日でしたが、世界遺産に登録されて以降、この大祭は中止されました。よって唯一の入島ができなくなった今は、すべての人が入島禁止対象に。

もともと沖ノ島にある沖津宮は、宗像大社の一部。そのため宗像大社の神職だけは昔も今も入島を許されています。ただしこれも1人のみ。交代で沖津宮で神事を行います。

現在、入島が許されているのは神職と許可を得た男性のみ。許可が降りても、沖ノ島のしきたりに沿って、初めに裸で海に浸かり清める行為をしなくてはいけません。

神職1人が現在は入島できるようになっていますが、神職もこのしきたりを守って、海で身を清める行為を行っています。

沖ノ島にある物は、何であっても持ち出し禁止!

沖ノ島は島全体が神が宿るとされている場所なため、沖ノ島にあるすべてのものは島外への持ち出しは禁止されています。たとえ石1つでも、草であっても持ち出すことはできません。これは古代からずっと受け継がれてきた行為。

この行為が守られていたため、ほぼ手つかずの状態で見つかった出土品は貴重な遺跡財産になっています。

現在唯一、沖ノ島の持ち物を手にできる場所があります。沖ノ島の「御神水」と呼ばれる水で、この水を閉じ込めたお守りが辺津宮で授与することが可能です。
とても貴重なので、お参りの際はぜひ授与してください。

沖ノ島で「見たもの」「聞いたこと」は口外不可

のちにお伝えしますが、現在は特別な理由がない限り入島禁止されている沖ノ島。以前は年1回だけ、男性であれば入島できる日もありました。

このような日に入島した場合、沖ノ島で見たもの、また話や会話を聞いた内容は口外してはいけないようになっています。これは「不言様(おいわずさま)」と呼ばれており、周辺に住む人なら誰でも知っていること。

万が一、入島できるような機会があったとしても、どんな親しい友人や家族にも口外できません。

近年は、写真集は研究発表で多少知れることになった沖ノ島ですが、本来はこれも守らなければならないしきたりです。

 

まとめ

宗像大社

古くからのしきたりを現在も守り続けている沖ノ島。沖ノ島への入島はできませんが、中津宮へ行くと、沖ノ島と一緒にお参りできるので、時間のある人はぜひ大島まで足を運んでみてください。

また、しきたりは大変重んじるものなので、くれぐれも粗相のないようにしましょう。

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