トヨタのサブスク【KINTO ONE/キント ワン】とは?
キントワン【KINTO ONE】はトヨタやレクサスの新車に、頭金0円・月々定額で乗ることができるサブスクリプションサービス(個人向けカーリース)です。
プランは、3年・5年・7年いずれかの契約期間から選ぶことができます。※トヨタは3年/5年/7年、レクサスは3年のみ
今回はKINTO ONEのサービスについて、メリット・デメリットを検証していきます。
KINTO ONEの仕組み
出展:KINTO ONEとは|【KINTO】クルマのサブスク、トヨタから
対象車種はトヨタ車とレクサス限定、7年契約・ボーナス払い併用にすると、トヨタのパッソなら月々11,220円(税込)から乗ることができます。
もちろんボーナス払いなしの、月々完全均等払いにすることも可能です。
掲載料金は1ヶ月当たりの利用料(税込)出展: クルマをみる 全てのラインアップ|【KINTO】クルマのサブスク、トヨタから
KINTO ONE/キントワンのメリットとデメリット
KINTO ONEのメリット
①月々定額でトヨタ・レクサスの新車に乗れる
トヨタ車のカーリース(車サブスクリプション)としては、他社のサービスと比べても月額のコストは安く抑えられています。
3年契約でどのくらいのコストメリットが出るのかシミュレーションしてみます。
トヨタ アクアの場合
アクア S 1.5L 2WD 5人乗り
設定条件
リース期間:3年(36ヶ月)
月間走行距離:~1,500km
オプション:カーナビゲ―ション、ETC車載器、フロアマット
ボディカラー:スーパーホワイトⅡ
レンタカー代:オリックスレンタカーの基本プラン料金
任意保険:ソニー損保(ノンフリート6等級・ゴールド免許・運転者限定無し・30歳以上)
- 自動車保険 詳細
- ※リース車両費用特約の適用無し
コストシミュレーション | |||
KINTO ONE(スタンダードパッケージ) | 定額カルモくん(ゴールドメンテプラン) | コスモマイカーリース(ゴールドメンテパック) | |
車両代金・オプション代 | ◎ | ◎ | ◎ |
税金・登録費用 | ◎ | ◎ | ◎ |
自賠責保険料 | ◎ | ◎ | ◎ |
自動車保険(任意保険) | ◎ | △ +382,590円 3年間の保険料 | △ +382,590円 3年間の保険料 |
メンテナンス費用 | ◎ | ◎ | ◎ |
代車費用 | ◎ | △ +16,500円 法定12ヶ月点検時の半日レンタカー代(2回分) | △ +16,500円 法定12ヶ月点検時の半日レンタカー代(2回分) |
月間の固定費 | 月額43,450円(税込) | 月額57,882円(税込) | 月額60,170円(税込) |
3年間の総コスト | 1,564,200円(税込) | 2,482,842円(税込) | 2,565,210円(税込) |
トヨタ プリウスの場合
プリウス S 1.8L 2WD 5人乗り
設定条件
リース期間:3年(36ヶ月)
月間走行距離:~1,500km
オプション:カーナビゲ―ション、ETC車載器、フロアマット
ボディカラー:シルバーメタリック
レンタカー代:オリックスレンタカーの基本プラン料金
任意保険:ソニー損保(ノンフリート6等級・ゴールド免許・運転者限定無し・30歳以上)
- 自動車保険 詳細
- ※リース車両費用特約の適用無し
コストシミュレーション | |||
KINTO ONE(スタンダードパッケージ) | 定額カルモくん(ゴールドメンテプラン) | コスモマイカーリース(ゴールドメンテパック) | |
車両代金・オプション代 | ◎ | ◎ | ◎ |
税金・登録費用 | ◎ | ◎ | ◎ |
自賠責保険料 | ◎ | ◎ | ◎ |
自動車保険(任意保険) | ◎ | △ +371,190円 3年間の保険料 | △ +371,190円 3年間の保険料 |
メンテナンス費用 | ◎ | ◎ | ◎ |
代車費用 | ◎ | △ +19,800円 法定12ヶ月点検時の半日レンタカー代(2回分) | △ +19,800円 法定12ヶ月点検時の半日レンタカー代(2回分) |
月間の固定費 | 月額53,680円(税込) | 月額70,235円(税込) | 月額60,170円(税込) |
3年間の総コスト | 1,932,480円(税込) | 2,919,450円(税込) | 2,565,210円(税込) |
トヨタ ハリアーの場合
ハリアー PREMIUM GAS 2.0L 2WD 5人乗り
設定条件
リース期間:3年(36ヶ月)
月間走行距離:~1,500km
オプション:カーナビゲ―ション、ETC車載器、フロアマット
ボディカラー:ブラック
レンタカー代:オリックスレンタカーの基本プラン料金
任意保険:ソニー損保(ノンフリート6等級・ゴールド免許・運転者限定無し・30歳以上)
- 自動車保険 詳細
- ※リース車両費用特約の適用無し
コストシミュレーション | |||
KINTO ONE(スタンダードパッケージ) | 定額カルモくん(ゴールドメンテプラン) | コスモマイカーリース(ゴールドメンテパック) | |
車両代金・オプション代 | ◎ | ◎ | ◎ |
税金・登録費用 | ◎ | ◎ | ◎ |
自賠責保険料 | ◎ | ◎ | ◎ |
自動車保険(任意保険) | ◎ | △ +479,040円 3年間の保険料 | △ +479,040円 3年間の保険料 |
メンテナンス費用 | ◎ | △ +208,800円 相場金額(メンテプラン対象外) | ◎ |
代車費用 | ◎ | △ +24,200円 法定12ヶ月点検時の半日レンタカー代(2回分) | △ +24,200円 法定12ヶ月点検時の半日レンタカー代(2回分) |
月間の固定費 | 月額65,780円(税込) | 月額67,375円(税込) | 月額87,560円(税込) |
3年間の総コスト | 2,368,080円(税込) | 3,137,450円(税込) | 3,655,400円(税込) |
②月々定額の利用料に諸費用がコミコミ
オートローンでは頭金の支払いが条件になることもありますが、KINTO ONEは頭金0円でOK、初期コストほぼゼロで車を手に入れることができます。
月々の支払いには、車両本体価格をはじめとして、自動車税やメンテナンス費用・自賠責保険料・任意保険などの車両維持費が平準化されているため、追加のコストとしては、ガソリン代や駐車場代程度に収めることができます。
③のりかえGOで、契約途中でもほかの車に乗り換え可能
「のりかえGO」は、ライフスタイルに合わせて最適なクルマに乗れるよう、割安な手数料で別プランに乗り換えができるKINTO ONE(トヨタ車)のサービスです。
3年プランは契約から1年半後、5年/7年プランは3年後以降、好きなタイミングで乗り換えることができます。
車を所有することなく、常に最新のモデルや安全装備が付いた車種に乗り続けることができます。
KINTO ONEのデメリット
①契約期間の途中で解約(車を返却)すると、違約金が発生
KINTO ONEは6ヶ月ごとに契約が自動更新される仕組みになっています。
中途解約の際は、6ヶ月ごとの残利用料+追加精算金を支払うことになります。
(例)3年プランのRAIZE 月額39,820円(税込)で契約し、18ヶ月で解約する場合
残利用料が月額利用料3ヶ月分になるため、中途解約金は119,460円(税込)となります。 ※返却された車両の状態によっては特約精算金が必要になることもあります。詳しくはデメリット②で解説します
②既定の上限走行距離をオーバーすると追加料金が発生
KINTO ONEの契約は、リース契約でいうところの「クローズドエンド」という契約方式に分類されます。
用語解説
オープンエンド・リース……残価の価格を公開(オープン)する契約のため、オープンエンドと呼ばれます。リース契約満了時に、物件(車両)の残存価格を契約当初に設定した額と、満了時点における実勢価格との差額精算を行います。
クローズドエンド・リース……残価の価格を非公開(クローズド)とする契約のため、クローズドエンドと呼ばれます。契約期間満了後、物件(車両)の残存価格を精算しないでリース会社に返却する方式です。ウェブ上で販売されているリースプランのほとんどが、このクローズドエンド・リースに属しています。
リース契約では、サービス提供会社が設定した残存価格(契約期間終了時の査定予想額)が、あらかじめ新車価格から差し引かれた上で、月々の支払い額が決まります。
一般的なリース料の計算方法
車両本体価格+登録諸費用+維持費(契約期間中の自動車税・重量税・自賠責保険料など)ー値引きー残存価格/契約月数
残存価格の計算には、車種や年式といった情報のほかにも、累積走行距離が大きな指標となります。
この累積走行距離を事前に把握するためにも、リース契約では毎月の上限走行距離が設定されるケースが多くなっており、KINTO ONEでは1,500km設定時における利用料が掲載されています。
③ 車の価値を下げるような改造はできない
KINTO ONEでは、ユーザーが借り受けた時の状態のままで返却することを前提として契約が締結されます(原状回復の原則)。
ただし、室内のインテリアを自分好みに飾り付けるぐらいであれば許容の範囲内でしょう。
その場合でも、車を返却する際には、後付けで設置したインテリアや車載器具は事前に車から回収しておいたり、処分しておくことを推奨します。
KINTO ONE/キントワンの口コミ評判について
肯定的な口コミ
自動車保険、面倒じゃない??
車両代金に保険もコミコミのプランも
最近はリースを中心に多く出ているぞ🌈特におすすめは、トヨタのKINTO
等級も関係ないから、明朗会計過ぎる🦑https://t.co/8fMcW2WECL
— ホケンサキイカ@上陸した保険マイスター (@hokensakiika) October 3, 2020
車での移動、安心感あるし利便性高い。。。レンタカーやトヨタのキントみたいなのはここ暫く結構需要はあるかもねえ。。。
— N的まにあ (@n_teki_mania) July 23, 2020
否定的な口コミ
記事中にも言及されてるけど、やっぱりリースにしか見えない日系カーメーカーの「サブスク」。日産クリックモビはHPに「リース期間」って明記されてるし。
トヨタのキントで、3年契約組んで乗換え可能までに一年半。サブスクっぽいワクワク感がない?🤔 https://t.co/Tt5UCbcUZA
— ぎおぎお@ (@ippann_zin) July 14, 2020
トヨタのキントのCM見るたびに、いや、車を買わないのは時間がなくて店舗に行けないとかじゃなくてお金がないからだよ…そこじゃねんだよと思ってる🥺🚙🚗🛺
— おもち🍡@0m←41w1d🎀 (@mochip_1101) September 12, 2020
KINTO ONE/キントワンの紹介動画
KINTO ONE/キントワンをおすすめできるのはこんな人
検討する車種はトヨタかレクサスに限定している人
KINTOで取扱いのある車種は、トヨタとレクサスの車両に限られています。
軽自動車でクルマを考えている方には、残念ですが推奨することはできません。
年単位で新車に乗り換え続けることに抵抗のない人
KINTOは原則中途解約ができないサービスとなっています。
どうしても解約したい場合は、6ヶ月ごとの契約満了までの残月額利用料と、追加精算金として月額利用料3ヶ月分の支払いが発生します。車も原状回復(契約時の状態)のもので返却しなければなりません。
3年契約の車サブスクリプションとしては他のサービスと比べても割安なKINTOですが、中途解約時のリスクについては十分に注意する必要があります。
クルマの維持費を最大限ワンプライスにして、コストを明確にしたい人
通常のカーリースと異なり、KINTOには自動車保険(任意保険)や代車費用までもが表示価格にコミコミになっているため、車の維持費をさらに明確にすることができます。
サービスに含まれない費用には次のようなものがあります。
燃料代、駐車場代、高速道路通行料、洗車代、事故修理費用、契約者の故意・過失によるトラブル対処費用、タイヤの購入及び装着費用、転居時の陸送費用、契約車両を使用できないことで発生する費用(宿泊費用・休業保障等)、エンジン添加剤など
トヨタ車のサブスクおすすめランキング
- KINTO ONE (キントワン)3.5
KINTO ONE (キントワン)はトヨタとレクサスの新車に、月々定額で乗れるサブスクリプションサービスです。毎月の利用料には税金や自賠責保険料だけでなく、任意保険料やメンテナンス料まで含まれています。 契約期間は3年・5年・7年から選択可能で、月間の走行距離制限は1,500km。トヨタ、レクサスの正規販売店でメンテナンスが受けることができます。