カーコンカーリース「もろコミ」の審査概要
マイカーリースを契約するためには、リース会社による所定の審査に通る必要があります。
もろコミも例外ではありません。公表されている情報によると、「個人信用情報を確認させていただき、弊社提携のリース会社の基準にて、審査を実施しています」とだけ記載されています。
提携しているカーリース会社の詳細は非公開となっていますが、個人信用情報の概要については以下に記載しています。
マイカーリース審査の緩さ厳しさについては、明確な基準があるわけではありませんが、押さえるべきポイントはあります。
ポイントは大きく分けて2つ、「個人情報」と「信用情報」です。
個人情報とは、マイカーリースを申し込むときに、ネットでは審査フォーム、店舗では審査申込書に記載するような項目を指します。
氏名や住民票住所は個人情報に含まれますが、審査においてはそこまで重要ではありません。
重視されるのは「年収」「職業」「勤続年数」といった情報になります。
年収
概ね年収が200万円以上の人であれば、連帯保証人なしで審査に通る可能性が高いと言われています。
職業
アルバイトや派遣社員に比べると、正社員の審査通過率は高くなる傾向があります。
※大手のリース会社などでは、勤務先情報も必須になる場合あり。
勤続年数
勤続年数は「安定した収入が見込めるか」を判断するための情報となります。個人向けカーリースは数年間に渡る契約となるため、ユーザーが毎月のリース料をきちんと払える環境にあるかどうかは大きな指針となります。
一方、信用情報とは、個人の「債務整理歴」のことを表します。
債務整理歴
リース会社は、クレジット取引に係る信用情報を収集・管理・提供・開示しているCICやJICCなどの「信用情報機関」に照会を掛け、申し込みをしてきた人が過去に公共料金の支払いを滞納をしていないか、借入金の返済を延滞していないか、破産していないかなどの情報を取得します。
ここで「リース料の支払い能力なし」もしくは「懸念あり」と判断されてしまうと、契約を断られたり、連帯保証人を付けての再審査を求められることになります。
もろコミの審査に通るには?
年収や債務整理歴といった要因のほかにも、カーリースならではの審査判断基準が存在します。
それは「審査の合否が”リース料の総額”を対象として判断される」ということです。
例えば、車両の本体価格が200万円の車をリースしようとした場合、7年契約で月額が4万円だとすると、カーリースにおいて与信の対象となる額は、40000×84の計336万円となります。
つまりカーリースの審査に通るためには、クレジットや自動車ローンの場合とはまた別の発想が求められることになります。
カーリースの審査に不安のある方は、以下のポイントに照らし合わせながら検討してみることをおすすめします。
1.頭金を設定する
前提として、カーリースのメリットは頭金などのまとまったお金を必要としない点にあります。
ですがリース料の総額を抑えることを最優先とした場合、いくらかの頭金を設定することは、審査において有利に働きます。
審査に不安のある方は、一度手持ちの資金と相談してみるのも良いでしょう。
2.車にかけられる税金の額が相対的に少ない軽自動車を選ぶ
リース料には契約期間中の自動車税や重量税、自賠責保険料といった諸費用が含まれています。
税金が高ければ高いほど、リース料総額(与信額)も比例して大きくなるため、審査に落ちるリスクも高まります。
軽自動車は普通車に比べて税金面で優遇されていますので、表面上に見える車両本体価格の差額よりも大きなメリットを享受することができます。
3.リース料が低めに設定されている中古車を選ぶ
軽自動車といえども、新車リースの場合だと、リース料の総額は軽く100万円を超えてきます。
リース会社の中には、新車だけでなく中古車も取り扱っているところもありますので、新車が駄目だったとしても、中古車ならば僅かな与信額の差で審査に通る可能性もあります。
中古車リースの最大手はオリックス自動車ですが、高年式の商品も多数ラインナップしていますので、「中古だから不安」という方でも検討しやすくなっています。
例:ハスラー G 2WD CVT
新車リース(2019年登録):9年リース 月額19,224円(税込)~
中古車リース(2018年式):9年リース 月額16,956円(税込)~
リース料総額の差:244,944円
4.オプション扱いとなるメンテナンスパックの付帯を見直す
ガソリンスタンド系列のリース会社や、車整備会社が手掛けるマイカーリースには、オプションとして「メンテナンスパック」を付帯できるものがあります。
どれも車検やオイル交換だけでなく、タイヤの交換やキズ凹みの修理、そのほかワイパーやブレーキパッドなど、消耗品の交換も受け付けてくれるという手厚い内容です。
メンテナンスをすべて任せたい!という方には非常におすすめできるオプションなのですが、月々のリース料は大幅に増額してしまいます。
ホンダ N-BOX G・L Honda SENSING 2WD CVT
7年リースの場合
コスモマイカーリース ゴールドパック: 月額+6,588円(税込)
もろコミ「カーコンカーリース」 メンテナンスパック: 月額+2,700円(税込)
マイカー賃貸「カルモ」 ゴールドメンテプラン: 月額+4,380円(税込)
そのほかオリックス自動車のマイカーリースでは、メンテナンス周りについて、リース契約に含めず「クーポン特典」という扱いにしています。
無料となるサービス内容は車検の基本工賃とオイル交換のみとなりますが、メンテナンス加算によるリース料の増額リスクがないため、同じ条件下のマイカーリースでは比較的審査に通りやすい部類だと考えられます。