「ラウドロック」はヘヴィメタルやハードコアなどから派生したロックミュージックで、重厚感のあるギターリフや、デスボイス・シャウトなどを織り交ぜたサウンドを特徴としています。
ただ、海外においてラウドロックというジャンルは確立されておらず、上述のヘヴィメタルやハードコアに置き換えられることがほとんどです(ラウドロックという言葉自体が和製英語)。
邦楽におけるロックサウンドは、ミクスチャー・ロックに代表されるように、特定のジャンルにとらわれることなく幅広い音楽性を取り込みながら変化を続けており、ラウドロックもまた、その延長線上にあると言えるでしょう。
大まかなイメージとしては、パンクコア・メタルコア・ハードコアなどを下敷きにして、スクリーモ・エレクトロコア・ラップ・EDM・エモ・ニューメタルなどの音楽的要素が盛り込まれている曲調を思い浮かべていただければと思います。
どのアーティストがラウドロックに含まれるのか、その解釈については個々人の感性で変わるところが大きいのですが、今回は編集者の個人的セレクトを中心に、音楽ストリーミングアプリで関連付けされたアーティストを加味して一挙にご紹介させていただきます。
- 1 coldrain
- 2 Survive Said The Prophet
- 3 a crowd of rebellion
- 4 PassCode
- 5 ROTTENGRAFFTY
- 6 Crossfaith
- 7 マキシマム ザ ホルモン
- 8 Fear, and Loathing in Las Vegas
- 9 Crystal Lake
- 10 Pay money To my Pain
- 11 CRAZY N’ SANE
- 12 SiM
- 13 ONE OK ROCK
- 14 Paledusk
- 15 凛として時雨
- 16 THE SIXTH LIE
- 17 Graupel
- 18 国内ラウドロック最高峰の祭典 KNOTFEST JAPAN 2023 -ノットフェス・ジャパン- 開催決定!!
coldrain
ツインギターによるゴリゴリのリフと、ライヴでも抜群の安定感をみせるリズム隊
国内外のバンドと積極的に対バンやコラボをしたりと、日本のラウドロックシーンを牽引する存在感を放つ
イチ押しの曲は「Final destination」「ENVY」「The Revelation」「8AM」など。
Survive Said The Prophet
とにかく観客を楽しませよう、音楽を楽しもうという気迫が炸裂するライヴパフォーマンス
Yoshは、作曲家の澤野弘之が立ち上げたボーカルプロジェクトにも参加するなど、幅広い音楽活動を展開
イチ押しの曲は「NE:ONE」「Network System」「Fool’s gold」など。
a crowd of rebellion
変幻自在な展開をみせていく楽器隊によるアレンジ
出身地に由来し、自分たちのバンドサウンドを「コシヒカリーモ」と称している一面も
イチ押しの曲は「M1917」「The Crow」「Anemone」など。
PassCode
Vo有田のデスボイスが耳奥に突き刺さる中毒性の高い楽曲
ライヴでこそ発揮されるメンバー全員のずば抜けた歌唱力
イチ押しの曲は「STARRY SKY」「Taking you out」「Ray」など。
ROTTENGRAFFTY
ロックを軸にしながらも、幅広いジャンルを横断する個性剥き出しの音楽性
各地で開催されるフェスにも引っ張りだこのライブバンド
イチ押しの曲は、「金色グラフィティー」「寂寞-sekibaku-」「悪巧み~Merry Christmas Mr.Lawrence」など。
Crossfaith
メタルコアにエレクトロやトラップを取り込んだ、ハードでありながら踊れるバンドサウンド
Vo.Koieの存在感はもちろんのこと、楽器隊によるコーラスやハモリも頭一つ抜けたレベル
イチ押しの曲は、「Endorphin」「Jagerbomb」「OMEN」など。
マキシマム ザ ホルモン
二郎インスパイア。豚マシマシカラメニンニクマシマシ野菜麺は固めでこってり
ワンマンライヴのチケットの取れなさでも有名。計算したことはないが恐らくジャンボ宝くじの4等ぐらい。
イチ押しの曲は、「ぶっ生き返す!!」「恋のメガラバ」「maximum the hormone II ~これからの麺カタコッテリの話をしよう~」など。
Fear, and Loathing in Las Vegas
曲の始まりから終わりまで、ほとんどメロを繰り返すことなく、何度も転調し変化していく独特な曲構成
エモ、スクリーモ、メタル、EDMなど、様々な要素を盛り込んだカオスな楽曲だからこそ、合間合間に挟まれる、澄み通ったクリーンボイスや、ギターソロ、ピアノソロが耳に残る
イチ押しの曲は、「Love at First Sight 」「Scream Hard as You Can」「The Stronger, The Further You’ll Be」など。
Crystal Lake
Vo.Ryoのハイレベルなグロウルと、ツインギターによる腹の底に響くような低音リフ
海外でのライブ、数々のロックフェスティバルへの出演も精力的にこなす
イチ押しの曲は、「Black And Blue feat. JESSE (RIZE/The BONEZ)」「The Fire Inside」「Devilcry」など。
Pay money To my Pain
シャウトやデスボイスだけでなく、オーディエンスに向かって語り聞かせるようなバラードを好むファンも多い
2020年2月2日には、coldrainが主催するフェスにゲストボーカルを迎えて登場
イチ押しの曲は、「PICTURES」「Weight of my pride」「Here I’m singing」など
CRAZY N’ SANE
ニュー・メタル、ラップコアを基軸にする攻撃的なバンドサウンド
KNOTFEST JAPAN 2020(2021)、再び登場することが明かされる。何と女性Voが加わるというサプライズ
イチ押しの曲は、「CRAZY N’ SANE」「Two Messes」「BREAK FREE」など、
SiM
オートチューン・シャウト・デスボイスを巧みに使い分けるVo.MAHの歌唱力
ライブハウスで生まれ、ライブハウスで育ち、ライブハウスで死んでいくバンド
イチ押しの曲は、「KiLLiNG ME」「EXiSTENCE」「GUNSHOTS」など。
ONE OK ROCK
天性の歌唱力を努力で磨き上げたVo.Takaのカリスマ性と、共に苦楽を乗り越えてきた楽器隊との息の合ったライヴパフォーマンス
欧米・アジアでのワールドツアーを成功させるなど、勢いに乗る世界基準のモンスターバンド
イチ押しの曲は、「アンサイズニア」「Mighty Long Fall」「NO SCARED」など。
Paledusk
オーストラリアのNORTHLANEというバンドに影響を受けたという、メタルコアにアンビエント要素を取り込んだ曲調
coldrainやHEY-SMITHが主催するフェスにも続々と参戦が決まっている
イチ押しの曲は、「PALE HORSE」「AO」「Our Ways」など。
凛として時雨
Ba.345の澄み切ったコーラスと、Dr.ピエール中野の圧巻のドラミングテクニック
TKのソロプロジェクトも絶大な人気を誇っている
イチ押しの曲は、「Enigmatic Feeling」「DISCO FLIGHT」「Beautiful Circus」など
THE SIXTH LIE
Vo.Arataの、3オクターブもの広いボイスレンジを生かしたクリアサウンド
「空想と現実の融合」をコンセプトに掲げた、次世代を超える次々世代型バンド
イチ押しの曲は、「SINGularity」「Endless Night」「Hihana」など。
Graupel
メロディアスなギターラインから、Vo.Sotaの激しいデスボイスとシャウトが迸る
今後のフェスで台風の目になること間違いなし
イチ押しの曲は、「Departure」「Bereavement」「Towpath」など
国内ラウドロック最高峰の祭典 KNOTFEST JAPAN 2023 -ノットフェス・ジャパン- 開催決定!!
KNOTFEST(ノットフェス)とは?
2023年4月1日(土)/2日(日) 幕張メッセ国際展示場9-11ホールで開催!!
アメリカのヘヴィメタルバンド、スリップノット主催によるロック・フェスティバル。通称「ダークカーニバル」。
日本での公演は、2014年・2016年以来、7年ぶりの開催となります。
海外からのゲストアーティストはもちろん、国内きってのラウドロックバンド・メタルコアバンド・ハードコアバンドが集結。
勢いに乗る若手バンドが名を連ねるオープニングアクトにも注目が集まります。
「ノットフェス」再上陸決定!2023年4月1日(土)2日(日) 幕張メッセ国際展示場9-11ホール…
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