東京から東へと向かったところにある小さな島々「小笠原諸島」、その美しい大自然は独自の生態系を持ち唯一無二の自然が広がります。
そんな小笠原諸島の知られざる魅力と世界遺産ならではのポイントをご紹介致しましょう。
小笠原諸島の世界遺産の概要
世界遺産登録年:2011年
登録基準
(ⅸ)陸上・淡水域・沿岸・海洋の生態系や動植物群集の進化、発展において、重要な進行中の生態学的過程又は生物学的過程を代表する顕著な見本である
遺産概要
小笠原諸島は2011年に世界遺産としてユネスコに登録がされました。この小笠原諸島は、大小30余の島々から成り立っています。有名な父島や母島に加えて妹島や姉島などの家族のようなユニークな名前の島で成り立つ島々です。
小笠原諸島はその自然の豊かさと生態系が認められ、世界遺産に登録されています。本島から離れていながらも東京都内とされており、各小笠原諸島に住む方々によりその美しい自然が守られています。
小笠原諸島ならではの生態群とは?
小笠原諸島は、生物の固有種の多さが高く評価されています。その理由としては、ここ小笠原諸島には動物を捕食とする肉食系の動物がいないと言われています。そのため、絶滅することなく様々な動物たちが独自の生態系により増えていると言われています。
小笠原諸島にはカタツムリの種類が多い?!
小笠原諸島には、なんと94%ものカタツムリの固有種がいると言われています。その理由も先ほどご紹介した通り、動物を捕食とする動物がいないということです。カエルやヤモリなどカタツムリを食すものがいないことから様々なカタツムリが発見されています。
小笠原諸島の人気のポイントは?
小笠原諸島は、美しい海に囲まれた島々となっています。そのため、新鮮な魚介類が豊富に獲れます。また小笠原諸島の島々は、山の幸も豊富であり、美味しいお料理が堪能できるとして人気を集めています。
様々な海の動物が見られる!
小笠原諸島周辺では、ザトウクジラやウミガメを間近に見ることができます。時期になるとこの小笠原諸島周辺を様々な動物たちが泳ぎまわり、人気のウォッチングクルージングツアーなども行われています。
観光地として人気の小笠原諸島の各島々をご紹介!
小笠原諸島の世界遺産の概要や魅力をチェックしたところで、お次はそんな小笠原諸島にあるおすすめな島をご紹介致します。また、それぞれの島へのアクセス方法もご一緒にご紹介致しましょう。
小笠原諸島のおすすめ島①父島
小笠原諸島の中で一番大きな島である「父島」、小笠原諸島の代表でもある大黒柱のような島です。父島の魅力といえばやはり「ハードロック」と言われる迫力満点の巨大な岩岩でしょう。ここは、自然保護区域となっているため、初心者はガイドの元ツアーに参加して訪れるのがおすすめです。
父島へのアクセス方法
父島へは「おがさわら丸」と言われる東京から出ているフェリーでアクセスすることができます。この父島には、飛行場がありません。そのため、空路でのアクセスは不可であるため、フェリーに乗っていくしか方法はありません。
また、フェリーは週に1〜2回のみの運行となっていますので、行きたいと思う方は十分に予定を空けて、しっかりとフェリーの運行日をチェックしてから伺いましょう。
小笠原諸島のおすすめ島②母島
父島に次いで2番目に大きな島「母島」、父島に比べて人口の少ない母島はたくさんのビーチにトレッキングが楽しめる山々が人気の島です。こじんまりとした島なため、中心の集落から徒歩で遊びに行ける所が多いので、父島から日帰りで行くこともできるスポットとなっています。
母島へのアクセス方法
母島へは、東京からの直行便なく父島からのアクセスとなっています。父島から母島へは約2時間ほどでアクセスすることができ、予約せずに行くことができますので父島での滞在中に行くことを決めることも可能ですが、こちらの母島へ行く便も毎日は運行していませんのでチェックしてから決めるようにしましょう。
小笠原諸島のおすすめ島③南島
小笠原諸島の代表的な島といえば父島、母島というイメージですが、小笠原諸島には他にも様々な素敵な島があります。そんな島々の中でおすすめな島が「南島」です。この南島は無人島となっており、1日100人限定という大変貴重な島となっています。
また南島には「扇池」という透明度の高い素晴らしいビーチがあります。波も穏やかでエメラルドグリーンの美しい海が広がっていますので、南島に行く時には是非足を運んでみて下さい。
南島へのアクセス方法
南島へは父島にある二見港から船で約20分ほどでアクセスすることができます。この南島は自然環境保護のため、ガイド付きでないと上陸することができませんので、ツアーに参加してアクセスしましょう。
まとめ
大自然豊かな小笠原諸島は、観光スポットとしても大変人気のスポットです。
東京都内の港からアクセスすることができ、ショートトリップにも最適なスポットです。世界遺産に登録される理由、そしてその知られざる魅力をチェックしてみると一度は行ってみたくなるそんなスポットではないでしょうか。