アテネのアクロポリスの概要
世界遺産登録年:1987年
登録基準
(ⅰ)人類の造像的資質を示す傑作
(ⅱ)建築や技術、記念碑、都市計画、景観設計の発展において、ある期間または世界の文化圏内での重要な価値観の交流を示すもの
(ⅲ)現存するか消滅しているかにかかわらず、ある文化的伝統又は文明の存在を伝承する物証として無二の存在(少なくとも希有な存在)である。
(ⅳ)人類の歴史上において代表的な段階を示す、建築様式、建築技術または科学技術の総合体、もしくは景観の顕著な見本
(ⅵ)顕著な普遍的価値を有する出来事(行事)、生きた伝統、思想、信仰、芸術的作品、あるいは文学的作品と直接または実質的関連がある(この基準は他の基準とあわせて用いられることが望ましい)
遺産概要
アテネのアクロポリスは高さ70mほどの丘の上に広がる古代ギリシアの神殿です。
パルテノン神殿をはじめとする神殿や劇場・音楽堂などは紀元前5世紀に頃に建設されたと言われています。
パルテノン神殿は守護神アテナに捧げられた、古代ギリシア建築の最高峰にして最高傑作。内部の神室には金と象牙を用いた、高さ12mに及ぶアテナ像が置かれていたそうです。
外側は46本の柱で囲まれ、破風やメトープ(浮彫版)には、オリュンポスの神々や神話の場面などの彫刻が施されています。
【構成資産】パルテノン神殿、エレクティオン神殿、ヘロド・アッティコス音楽堂など